防水について
屋上緑化を考える上でとても重要なポイントの1つです。十分な配慮が大切です。
屋上緑化はしっかりとした防水から
建物にとって、防水層は欠かせないものです。防水は建物の構造や規模により、種類が異なります。
また、屋上緑化をする場合は、防水の種類によって、耐根対策や保護の方法が異なり、たとえ新築や防水改修を終えたばかりの建物であっても、そのままでは屋上緑化ができないこともあります。

(右:コンクリートを突き破って伸びた植物の根)
(左:防水保護用に施工された耐根シート[緑色の部分] )
とくに、築10〜15年の防水改修には、ウレタン塗膜防防水が多く、屋上緑化を断念される方が多いようです。
屋上緑化に対する理解と知識、経験のある専門会社や建築士、工務店に相談し、緑化計画を立てることをおすすめします。
現在よく使用される防水の種類
| 種 類 | 特 徴 | 耐用年数 | 主に使われている 建築・場所 |
|---|---|---|---|
| 塩ビシート防水 | 住宅メーカーの鉄骨系住宅に多く採用されています。 厚さ2mm、幅1mの防水シートを溶剤や熱で溶着し、屋上全面に防水層を形成する。鉄骨や木造の戸建住宅によく採用されます。屋上緑化をする場合は、露出工法が一般的なため、施工中の損傷を防ぐ保護シートを施します。 |
13年 | 鉄骨造、木造の建築物の屋上・ベランダ |
| アスファルト防水 | 幅1mのアスファルトルーフィングを溶かしたアスファルトで接着、この作業を2〜3回繰り返し、厚さ8〜10mmの防水層を形成します。RC造やSRC造によく採用されます。屋上緑化をする場合は、植物の根の進入を防ぐために防根シートを施します。 | 17年 | 木造、鉄骨造の建築物のバルコニー・ベランダ |
| FRP防水 | 主として液状の不飽和ポリエステル樹脂にガラスマットなどの補強材一緒に塗りこんだ防水層。防水の厚さは2mm程度で、表面に耐候性を確保するためにトップコート塗装がされている。硬質で耐衝撃性が高く、耐根性もある防水です。 | 10年 | 木造、鉄骨造の建築物のバルコニー・ベランダ |
| ウレタン塗膜防水 | ポリウレタンを主成分とした防水材で、防水層の厚さは2〜3mmです。表面にグレーやグリーンのカラートップコート塗装がされています。その施工性から、改修用防水層としてよく採用されますが、芝生など全面的な屋上緑化には適していません。 | 10年 | RC、SRC構造の建築物の屋上 |
※ RC造は鉄筋コンクリート造、SRCは鉄筋鉄骨コンクリート造のことをいいます。
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